2012年11月4日日曜日

ドウェイン・レモンの証 12

audioverse.orgのhttps://www.audioverse.org/english/sermons/recordings/1737/testimony-of-dwayne-lemon.htmlを訳しました。


 ある男の人が私の家に来て聖書を一緒に勉強してくれることになったので、わたしは「神様、このかわいそうな男を助けてください。わたしは彼を質問攻めします」と祈りました。神様はとても素晴らしいお方です。わたしたちがどんな状況にあっても、その場所でわたしたちに会ってくれます。その男は、ジャマイカ出身のムーゲン・モーガンという小柄な男でした。わたしが質問をする度、彼は興味深い答え方をしました。例えばわたしが、「イエス様はなぜ人の子であると同時に神の子であるのですか?矛盾しているでしょう!」と言うと、彼は「とてもいい質問だね。君は深く物事を考える」と言いました。ムーゲン・モーガンはとても賢い人でした。彼が「とてもいい質問だね。」というので、わたしは「そうだろう!」と思いました。すると彼は、「聖書のこの箇所を読んでみて」と言ったので、そこを開いてみると、わたしの質問に対する答えが書かれていました。わたしは「すごい…」と思いました。彼はいつも聖書から答えをくれました。「それならこれはどうですか?」と次々に彼に質問を投げかけると、彼は毎回、「とてもいい質問だね。君は本当に真実が知りたいんだね。それじゃあ聖書のこの箇所を読んでみて」と言いました。どれだけ質問しても聖書から答えを引用できるので、彼は手品をしているのではないかと思うほどでした。わたしは、聖書のどの本の何章何節に何々があると正確に記憶している人に出会ったことがありませんでした。原稿やメモに聖句の箇所を書いている人はいましたが、ムーゲン・モーガンはそれらをすべて記憶していたので、ぱっと答えがでてきました。わたしは、「どうしたらそういうことができるのですか?」と聞くと、彼は、「神様を愛している人は、神様と過ごす時間と神様の言葉を学ぶ時間をもつんだよ」と答えました。
 1か月ほど後にわたしはバプテスマを受け、セブンスデー・アドベンチスト教会に加わりました。わたしはすぐに、昔ダンスを一緒にしていた友達のデミエンの所へ行き聖書を一緒に勉強し、彼もバプテスマを受けました。そして彼と一緒に近所を一軒ずつまわり、他の友達たちとも聖書を勉強し始めました。わたしたちはお互いに電話を掛け合い、わたしが友達に、「イエス様は神様じゃないとわかった。聖書に、イエス様が『わたしの父なる神はわたしより優れている』と言ったと書いてあるよ。イエス様が神様ほど優れていないなら、どうしてイエス様が神様になれるのか。どうやって証明する?」と聞けば、友達は、「それじゃあ聖書のここを見てごらん。イエス様は父なる神様と等しかったと書かれているよ。そこから更に読むと、イエス様はへりくだり自分を低くした、とある。すべての主人は僕にまさると書いてあるように、イエス様はこの地上で人間であったとき、自分のやりたいことではなく神様の御心を行うためにきたので、『父なる神様はわたしより優れている』と言ったんだよ」と答え、お互いをテストしあっていました。何度も電話をかけあい、互いに質問しあいながら御言葉を学びました。わたしたちはとても興奮していました。聖書はわたしに命を与え、それを読むことに興味をくれました。高校中退であったわたしは高等学校卒業程度認定試験を受け、後に短期大学士をもらうに至りました。

つづく

訳:森春香
編集:品末拓真

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