(イエスが)安息日に、ある会堂で教えておられると、そこに十八年間も病気の霊につかれ、かがんだままで、からだを伸ばすことの全くできない女がいた。イエスはこの女を見て、呼びよせ、「女よ、あなたの病気はなおった」と言って、手をその上に置かれた。すると立ちどころに、そのからだがまっすぐになり、そして神をたたえはじめた。
ルカによる福音書13:10-13
聖書は神様の言葉です。聖書は神様が私達に伝えたいメッセージです。今回はこの短いお話から、素晴らしい教訓を学びたいと思います。18年間も体を伸ばす事のできなかった女性がいました。長年の疲れや労苦から腰を悪くしてしまったのでしょうか?それとも事故で怪我をしてしまったのでしょうか?理由が何にせよ、このお話の主人公は腰の曲がった女の人です。腰が曲がっていると言うのは、大変なことです。上を見ることができないからです。常に下、地面を見ていなければいけません。地面には何がありますか?タバコの吸殻、ガム、空きかん、空きびん、ゴミ、犬の糞…。いつも下ばっかり見ている人生は辛いと思いませんか?18年間も上を向けない人生なんて考えられますか?
あなたは、腰の曲がった女ですか?
過去の辛い経験や、苦悩のゆえにあなたの腰は曲がっていませんか?人生の汚点、失敗、悪いことばかりを見ていませんか?
できることならば、まがった腰をまっすぐにして、上を見ながら生きたいと思いませんか?
たいていのお話には、必ずヒーローがいます。このお話のヒーローはイエス・キリストです。腰の曲がった女に希望を与えたのはイエス様です。女の曲がった腰を真っ直ぐにし、18年ぶりに上を向かせてくださったのは、イエス様です。
あなたも、腰の曲がったまま歩いてないで、イエス様に出会い、治してもらったらどうですか?
たいていのお話には、ヒーローがいるように、ヒーローの墓、悪役もいます。このお話の悪役は悪魔です。悪魔は、病気、事故、けんか、その他様々の問題を常にこの世界に持ってきます。あの腰の曲がった女の人も、悪魔の持ってきた「病気の霊」のせいで、18年間も上を見る事ができなかったのです。
それと同じように、悪魔は、あなたの腰をどうにかして、曲げようとしています。悪魔は、あなたは無価値で、どうしようもない人間で、皆から嫌われていると思わせたいのです。悪魔は、あなたに上を向いてほしくないです。なぜなら、あなたが上を向いたら、あなたは夢と希望に満ちあふれて、偉大な事をするということが分かっているからです。あなたが上を向いたら、天から来る喜びと、愛と、真実に出会ってしまうからです。あなたが上を向いたら、神様があなたを愛しておられるという素晴らしい現実をあなたが知ってしまうからです。
どうか、腰の曲がったままの苦しい人生をこれ以上歩まないでください。イエス様に腰を真っ直ぐにしてもらい、上を見上げて生きていきましょう。天からの夢。天からの喜び。天からの愛。天からの真実。天からの希望。それらのものが来る上を向いて、神様を賛美しながら歩いていきましょう。
見よ、わたしは主である、すべて命ある者の神である。わたしにできない事があろうか。
エレミヤ書32:27
求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。 すべて求める者は得、捜す者は見いだし、門をたたく者はあけてもらえるからである。
マタイによる福音書7:7-8
人の子がきたのは、失われたものを尋ね出して救うためである。
ルカによる福音書19:10
主は言われる、わたしがあなたがたに対していだいている計画はわたしが知っている。それは災を与えようというのではなく、平安を与えようとするものであり、あなたがたに将来を与え、希望を与えようとするものである。
エレミヤ書29:11
だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。
コリントの信徒への手紙 二 5:17
どうか、腰の真っ直ぐな人になってください。
福田ダニエル