創世記35章23節ー46章30節までです。
ヨセフはヤコブ(父)とラケル(母)の息子で12人兄弟のうちの一人です。 創世記35:23-26 |
ヨセフは17歳のときにお兄さんたちと羊の群れを飼っていました。お父さんのヤコブはヨセフをどの息子よりもかわいがっていたので裾の長い晴れ着を着せてもらいました。兄弟たちはヨセフのことを憎み穏やかに話すことすらできませんでした。 創世記37:2-5 |
ある日、様子を見に遠くからやって来るヨセフをみた兄たちはヨセフを殺して穴へ投げ込もうとたくらみました。しかし兄たちの中で、ルベンは「命まで取るのはよそう。」とヨセフをかばって、殺さずに穴へ投げ込むことにしました。ルベンはあとでヨセフを助けようと考えていました。 創世記37:18-22 |
ルベンがいない間にエジプトへ向かってるイシュマエル人の隊商がギレアドの方かららくだに荷物を積んでやってきました。兄弟のうちのユダがヨセフを殺すかわりにイシュマエル人に売ってしまおうと提案し、銀20枚でヨセフを売り払ってしまいます。 創世記37:24-28 |
監獄の中でヨセフは給仕役の長と料理役の長に会います。彼らは同じ夜にそれぞれ夢を見、それぞれ意味が隠されていました。しかし彼らはその夢の意味を解き明かしてくれる人がいないとふさぎこんでいました。 ヨセフは「解きあかしは神がなさることではありませんか。どうかわたしに話してみてください。」と言いました。 創世記40:1-9 |
ファラオと家来たちは、「このように神の霊が宿っている人はほかにあるだろうか」と「神がそういうことみなに示されたからにはお前ほど聡明で知恵のある者は、ほかにいないであろう。」とヨセフをエジプト全国の支配を任せると言い、牢屋からヨセフ出しました。 創世記41:37-52 |
ヨセフは通訳を通して兄たちと話しましたが、「お前たちは回し者だ。」といい三日間兄たちを牢獄に監禁し、「お前たちが本当に正直な人間だというのなら、兄弟のうち一人だけを牢獄に監禁するから、ほかの者は皆、飢えているお前たちの家族のために穀物を持って帰り、末の弟をここへ連れて来い。」と言いました。兄弟のなかからシメオンが選ばれ、縛り上げられ、残りの兄たちはカナン地方へと帰ります。ヨセフは兄たちの袋に穀物を詰め、支払った銀をめいめいの袋に返すようにと人々に指示し、そのとおり実行されました。 創世記42:7-28 |
帰りの途中の宿で兄たちが穀物の入った袋をあけてみると袋の口のところに自分の銀があるのを見つけ驚き「これは一体、どういうことだ。神が我々になさったことは。」と言い恐ろしくなります。父ヤコブのところへ帰り、すべてのことを報告します。 創世記42:28-36 |
父ヤコブは「お前たちは、わたしたちから次々と子供を奪ってしまった。ヨセフを失い、シメオンも失った。その上紅谷民までも取り上げるというのか。みんなわたしを苦しめることばかりだ。」とベニヤミンを連れてエジプトへ再び行くことをなかなかゆるしませんでした。しかしルベンやユダの説得の下、そしてユダが保障をとるという約束のもとベニヤミンを連れて再びエジプトへ旅にでます。 創世記42:36-43:14 |
著者:森春香
編集者:中原莉沙
8/14/2012
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