あの時ぼくは、坊主でいかつく、刺青だらけのごつい上半身に何も着ていないおじさんに会いました。その人に、「この本はああでこうで…」と説明すると、「No, No.」といって相手にしてくれません。聞けば、彼はクリスチャンで、しかもお金もあるそうなのですが、「興味がないから」と一点張りです。僕もかなりしつこく食い下がったのですが、もう駄目だと思い結局その場を去りました。その周辺の家を全てまわり、次の場所へと移動するために車に乗り込むと、さっきのおじさんがこっちへ来いと手招きしているのが見えました。「何だろう?」と思いながら走り寄って、「どうしたのですか?」と尋ねると、彼は、「主にNoと言ってしまったような気がした。」と言いました。それから僕にお金を渡し、「キリストへの道」を手に取って家に戻って行きました。
「『闇から光が輝き出よ』と命じられた神は、わたしたちの心の内に輝いて、イエス・キリストの御顔に輝く神の栄光を悟る光を与えてくださいました。ところで、わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。この並外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものでないことが明らかになるために。」コリントの信徒への手紙 二 4:6-7
土の器に過ぎない僕を通して、神様は光り輝いてくださいました。それを見たおじさんは、僕に対してではなく、神様に対してNoと言ってしまったのだと悟ったのです。
神様が僕たちの内におられる時、人々はそれを見ます。この世に属する人々にはない光を見るのです。今、あなたの内にその光は宿っていますか?
品末拓真
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