マタイ24章15節でイエス様は預言者ダニエルが書いた事を理解するようにと言っています。ダニエル書は予言でいっぱいです。罪深い地球の終わり、天国という希望、そして神様を愛し、最後まで神様に忠実に従う人生の生き方が描かれています。今日は、12章のうち一章だけを手短に分かりやすく語りたいと思います。ですから、後でご自分でゆっくりダニエル書を読んでみてください。
バビロンの王様、ネブカデネザルはエルサレムに住んでいたイスラエルの人々を攻め囲んで、倒しました。
“時に王は宦官の長アシペナズに、イスラエルの人々の中から、王の血統のものと、貴族たるもの数人とを、連れてくるように命じた。すなわち身に傷がなく、容姿が美しく、すべての知恵にさとく、知識があって、思慮深く、王の宮に仕えるに足る若者を連れてこさせ、これにカルデヤびとの文学と言語とを学ばせようとした。そして王は王の食べる食物と、王の飲む酒の中から、日々の分を彼らに与えて、三年の間彼らを養い育て、その後、彼らをして王の前に、はべらせようとした。”ダニエル書1章3~5節
ネブカデネザル王のために仕える若者としてダニエル、ハナ二ヤ、ミシャエル、アザリヤが選ばれました。バビロンに連れてこられた時、この4人はだいたい18歳ぐらいだったそうです。
“ダニエルは王の食物と、王の飲む酒とをもって、自分を汚すまいと、心に思い定めたので、自分を汚させることのないように、宦官の長に求めた。「どうぞ、しもべらを十日の間ためしてください。わたしたちにただ野菜を与えて食べさせ、水を飲ませ、そしてわたしたちの顔色と、王の食物を食べる若者の顔色とをくらべて見て、あなたの見るところにしたがって、しもべらを扱ってください」。”ダニエル書1章8,12,13節
イスラエルの人々はみな子供のときから、親に神様の望む食生活に従うようにと教えられていました。(モーセの書物に神様が我々のために望んでいる食べ物と飲みものが書かれています。)ですから、ダニエルと三人の友達は、王の食事と飲み物は神様の望む食生活に反するので、水と野菜を求めました。捕虜の分際で、王の丁重なおもてなしを断るなんてかなりの度胸が必要です。王の食事と飲み物を断る事で、ダニエルと三人の友達は命を亡くしてもおかしくありませんでした。この若者たちは、命がけで自分たちの教わった真実のために立ち上がったのです。
たかが食べ物や飲み物のために命をかけるなんて信じられないと思っている方が居るかもしれません。それに、王の食事と飲み物ってすごく豪華でおいしそうですよね。少しぐらい食べても良いじゃないかと思われるかもしれません。しかし、少しだろうが、何だろうが関係ありません。真実は真実です。ダニエルと三人の友は教わった真実を何が何でも貫くと、心に決めていたのです。自分の都合を考えずに、恥ずかしかろうが、辛かろうが、命が危なかろうが、真実を貫く。神様は一人でも多くそういう心を持つ人たちを探しているのです。
“十日の終りになってみると、彼らの顔色は王の食物を食べたすべての若者よりも美しく、また肉も肥え太っていた…この四人の者には、神は知識を与え、すべての文学と知恵にさとい者とされた。ダニエルはまたすべての幻と夢とを理解した…王が彼らと語ってみると、彼らすべての中にはダニエル、ハナニヤ、ミシャエル、アザリヤにならぶ者がなかったので、彼らは王の前にはべることとなった。王が彼らにさまざまの事を尋ねてみると、彼らは知恵と理解において、全国の博士、法術士にまさること十倍であった。”
ダニエル書1章15,17,19,20節
今日も神様は、ダニエルたちのように真実のために立ち上がる若者たちを探しています。もしも今日、あなたが真実のために立ち上がるのならば、はじめは辛いことがあるかもしれません。しかし最後までそれを貫き通すのならば、神様はダニエルたちにしたように、あなたを特別に祝福してくださいます。今日、神様を求め、真実のために立ち上がると決心しましょう。
03/22/2012
作者:福田ダニエル
編集者:品末拓真
03/22/2012
作者:福田ダニエル
編集者:品末拓真
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