わたしたちはどうすれば、どのような状況にあっても神様に忠実であることができるのでしょうか?わたしたちは恐れが妥協する原因であるということを知らなければなりません。多くの場合、恐れによってわたしたちはサタンに妥協を許します。「これをしなければならないのは分かっているけど、この人を不快な気分にさせたくないからできない。」というとき、わたしたちはその人を、そして結果を恐れています。「わたしは土曜日の仕事を辞めることはできない。だれがわたしの家族を養うのか?」その行動の結果を恐れているのです。わたしたちが頻繁に神様の掟からそれて妥協する理由は、「何が自分に起きるのだろう?」と結果を恐れるためです。
聖書の箴言28章1節を開いてください。「神に逆らう者は追う者もないのに逃げる。神に従う人は若獅子のように自信がある。」どのように自信があると書いてありますか?若獅子のようにです。わたしがこの経験を通して学んだことは、クリスチャンとして、わたしたちは決して結果を恐れて神様の掟に妥協するべきではないということです。クリスチャンは、結果を想定して神様の掟に従うかどうか決めるべきではないということです。Sanctified Lifeという本から引用します。「真実のクリスチャンは結果を天秤にかけるために立ち止まることはせず、自分のすることで他の人がどう思うかを考えず、世俗的な観点から物事を考えない。しかし、神の子供として神の栄光を表わすためにどのような働きができるかどうかを考える。」クリスチャンは神様の掟に従った結果を量ろうとしません。わたしたちがよくする間違いです。いつも「何が自分に起きるのだろう?」と考えて、結果を恐れて妥協してしまうのです。
わたしは心の中で葛藤しながら祈りました。そしてわたしは様々な考えをすべて横に置いて、神様の御手におまかせしようと決めました。もうこれらのことはわたしの問題ではなくなりました。神様の問題となりました。わたしの問題は神様の御心を知り、それをたとえわたしがどこにいても実行することです。すべての問題を神様にお任せしたとき、結果がどうなるかというのは神様の問題です。多くの場合、わたしたちは自分自身で結果を決めようとしています。そしてその中で妥協してしまうのです。
わたしは管理人の責任者に「たとえわたしにどんなことが起ころうとも、わたしは土曜日に働きません。」と言いました。もちろんその責任者は怒って、「お前は無礼なやつだ。せっかくお前を助けてやろうとしているのに。今すぐお前を通報するから荷造りをしろ。お前は隔離された牢屋に入れられる。」と言いました。責任者は武官に話しに行き、帰ってきました。わたしは荷造りを終わらせていましたので、「準備はできています。」と言うと彼は「お前は行かなくていい。」と言いました。「行かなくていいとはどういう意味ですか?」と聞くと「わたしは管理人の責任者で土曜日には休みをもらっている。だからわたしの土曜日の休みをお前にやってわたしが代わりに働こう。」と言ったのでした。それを聞いたとき、わたしたちはこれが奇跡だと分かりました。なぜなら、この責任者がわたしに土曜日の休みを提供する理由はどこにもなかったからです。彼はわたしを全く知りませんでした。そして彼は怒り狂っていました。しかし武官に会いに行って帰ってきたこの短い間に神様は彼の心を変えたのでした。わたしは神様に感謝しました。もしあなたが神様を信頼して誉れをもたらすとき、神様も同じようにあなたに誉れをもたらされるのです。
わたしは日曜日も含めて毎日朝から晩まで一生懸命に働きました。わたしは床にモップをかけ、それが終わったらすぐ次にすることを探し、わたしの役目を果たしました。わたしは神様にとても感謝していました。またこの管理人の責任者にも感謝していました。一生懸命働いているうちに、わたしはこの責任者と友達になりました。彼は「今まで君のようにこんなに一生懸命働く囚人を見たことがない」と言いました。わたしが掃除している建物は刑務所中で一番きれいな建物になりました。武官はこの建物をこんなにきれいに管理している責任者をとても誇りに思いました。そして責任者はわたしをとても誇りに思いました。そして彼は「2か月ごとに囚人たちはあまり一つの場所に長い間いるといけないから違うステーションに回される。でも君のことをとても気に入った。もし違う責任者のもとへ行ったら君は安息日を守ることはできないだろう。もし良かったら今から武官に頼んでわたしが行くところに君も来られるようにしてもらうけれどいいか?」と言いました。わたしは「はい、お願いします。」と言いました。彼は武官に話しに行き許可をもらってわたしはどのステーションへ行っても同じ責任者のもとで働くことができ安息日を守り続けることができるようになりました。
わたしたちがこのステーションに移ってきて2週間後、武官がやってきて「Sung Hoon Kang, お前は理髪師として働きにいかなければならない。」と言いました。「いえいえ、何かの間違えです。」と返すと、「いや、これが命令だ。お前は理髪師になれ。」と武官は言いました。「わたしは今まで誰の髪の毛も切ったことがありませんし、ここにいて幸せですし、安息日も守れますし…」と言っても「お前は理髪師にならなければならない」と武官は譲りませんでした。何か理由があって、神様がわたしをこのステーションからほかのステーションに移そうとしていることをわたしは知りました。わたしはただ、神様のお導きに従うしかありませんでした。刑務所の理髪店につくと「どうしてわたしがここに送られてきたか分かりません。わたしには何も経験がありません。」と伝えました。他の人たちは何らかの形で理髪の経験を持っていました。「今から建物を回るから、自分の物を持ってついてきなさい。」と言われました。「わたしは理髪の経験が全くないのですが...」と言っても「まあそのうち学ぶよ」などと言われるだけなので、わたしはただついていきました。
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