2012年5月7日月曜日

ダニエル書9章-前半

 9章4-19節はダニエルが神様にお祈りをしているところです。8章14節にある「二千三百の夕と朝」の意味が理解できないダニエルは困っていたのです。そこで9章2節に書いてあるように、ダニエルは聖書を勉強してその予言を理解しようとしました。

すなわちその治世の第一年に、われダニエルは主が預言者エレミヤに臨んで告げられたその言葉により、エルサレムの荒廃の終るまでに経ねばならぬ年の数は七十年であることを、文書によって悟った。”
ダニエル書9章2節

 ダニエルは「二千三百の夕と朝」の予言が、預言者エレミヤのしたエルサレムの神殿についての予言(エレミヤ書25章と29章)と繋がっていると思いました。ダニエルは、エレミヤが予言した70年間のバビロンでの捕囚期限がもうすぐ終わりなのを知り、ひょっとしたら神様は、イスラエルの人々が神様に忠実に従っていなかった罰として、捕囚期限を延ばそうとしておられるのではないかと思い、困り果ててしまいました。そこで、我々イスラエルの民の罪を許してください、とダニエルは必死に神様にお祈りしたのです。そして9章20-23節にあるように、神様は天使ガブリエルをダニエルの下に送り、天使を通してダニエルに、8章14節に出てくる「二千三百の夕と朝」の幻を説明されたのです。

9章24-27節には更にいくつかの出来事が予言されていますが、それらすべての始まった時は同じです。その24-27節と「二千三百の夕と朝」の始まった時は457B.C.、すなわちエルサレムの神殿を建て直す命令が下された年です。後半ではそれについて詳しく書きます

作者:福田ダニエル
編集者:品末拓真
05/07/2012
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