2014年4月30日水曜日

4.30(水)二重のサイン


イエス様が人間を創られた目的は、たった一つだけでした。
人間が、神さまの愛のもとで、いつまでも幸せに生きること。

「わたしがあなたを創った。だから、あなたはわたしのもの。」
創造の記念である安息日は、人間に対する神さまのサインです(出20:11)。

ところがサタンは、人間を神様に反逆させ、イエス様のもとから引き離してしまったのです。
「人間はあなたよりもわたしに従うことを選んだ。だから、こいつらはわたしの奴隷だ。」(ヨハ8:34

それから、すべての人間はサタンに束縛されるようになりました。
「こいつらは罪の奴隷なんだから、苦しんで生きるのが当然だ。死んでしまうべきなんだ。」

イエス様のものとして、いつまでも幸せに生きるはずだった人間が
サタンの奴隷として、苦しみながら生き、そして死んでしまうようになったのをみて
イエス様の心ははり裂けそうになったはずです。

「ちがう!彼らはわたしのものだ。わたしは彼らが苦しんで死ぬために、彼らのことを創ったのではない。」

それに耐えることのできなかったイエス様は、ついに自分自身の命をなげうって、罪の奴隷となってしまった人間をサタンの手から解放するのです。(ヘブ2:14,15

こうして、イエス様はもう一度、人間について堂々と宣言することができるようになりました。
「わたしがあなたを救った。だから、あなたはわたしのもの。」

安息日は、創造の記念であるだけでなく、わたしたちの救いの記念にもなりました(申5:15)。

なぜなら、イエス様は救いの業によって、人間が創られた本来の目的をもう一度達成されたからです。
そして、わたしたちは二重の意味でイエス様のものとなったのです。

「わたしはあなたを創った。そして、自分の命をなげうってあなたを救った。
だから、あなたはわたしのもの。」(イザ43:1

安息日は、自分の命をすててまで人間を取り戻そうとされた、
神さまのあなたに対する二重のサインです。

執筆:山地悟
2014/04/30

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