2014年4月5日土曜日

天の国籍


昨年の夏から、私はアメリカの大学に編入し、周りが外人ばかりという慣れない環境で暮らし始めました(正しくは自分が外人なのですが)。その中で、「あ、自分は日本人なんだな」と、日本にいれば決してすることのないアイデンティティーの再認識を度々することがあります。

私は日本人の子供として生まれたので、日本の国籍を持っています。この国籍のおかげで、私は日本で堂々と暮らすことができ、またどこにいても「自分は日本人だ」と意識し、また宣言することができます。それはたとえアメリカにいても変わりません。国籍は、その人に確かな居場所とアイデンティティーを与えてくれるものです。

「わたしたちの国籍は天にある」とパウロは言いました(フィリ3:20)。天—神様の国—の国籍を持つためには、神様の子供として生まれなければなりません(ヨハ3:5)。
イエス様の霊によって心を新たに造りかえられる時、私たちは初めて、神様のもとに確かな居場所とアイデンティティーを見出すことができるのです。

あなたの国籍はどこにありますか。あなたの毎日の言葉や行為は、自分のアイデンティティーがどこにあることを示していますか。苦しみに満ち、いつかは滅びてしまうこの世界よりも、「もはや死はなく、悲しみも嘆きも労苦もない」イエス様の国の国民として、全く新しい人生を生きていきたいとは思いませんか(黙21:4)?

「神よ、わたしの内に清い心を創造し 新しく確かな霊を授けてください。」(詩51:12

執筆:山地悟

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