「あなたたちは、モーセを信じたのであれば、わたしをも信じたはずだ。モーセは、わたしについて書いているからである」(ヨハ5:46)。
「あなたたちは聖書の中に永遠の命があると考えて、聖書を研究している。ところが、聖書はわたしについて証しをするものだ」(ヨハ5:39)。
イエス様が読んだ聖書は、旧約聖書だけでした。エマオへの道で、イエス様がご自分の使命について説明されたのは、旧約聖書からでした(ルカ24:27)。イエス様は、「モーセの律法と預言者の書と詩篇」は、すべてわたしについて書いているのだ、と言われました(ルカ24:44)。イエス様が忠実に守られたユダヤ人の律法、儀式、祭りなどは、全てイエス様ご自身のことを指し示していました。イエス様は若いころ、旧約聖書の言葉とユダヤの宗教を通して、ご自分の働きと使命について学ばれたのです。
旧約聖書とユダヤの宗教は、すべてイエス様の証です。そこから僕たちも、若きイエス様が学ばれたように学ぶことができます。
しかし、全く同じ聖書と宗教に精通していたはずのユダヤ人は、キリストの使命について何も理解することができませんでした(ヨハ5:40)。彼らは、聖書にかかれたことをそのままに受けいれる、神さまに向かって開かれた謙遜な心をもっていなかったのです(エゼ33:30,31)。
僕たちも同じです。熱心に聖書を読み、宗教を行っていながら、それらが証ししているイエス様について何も知らないでいることができるのです!
今週の教課は、イエス様ご自身が守られた、ユダヤの宗教について学びます。どうか僕たちがただ学ぶだけではなく、神さまに向かって心を開き、その学びの中にいるイエス様を知ることができますように。
執筆:山地悟
2014/04/05
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